2000年5月、日本横断、6泊7日ツーリング

1日目:自宅(葛西)から、桐生まで。

葛西から、江戸川を上って、利根川を上って、渡良瀬川を上って、桐生まで、という、自転車道路沿いに走りました。この季節は追い風なのか、結構楽だった。
宿は、ちょっと贅沢して、厚生年金のハートピア桐生とかいうところ。やっぱり、民宿よりは施設は充実してるし、食事も高級な気はする。でも素っ気無いと言えばそっけない。

2日目:桐生〜フラワーパーク〜赤城山〜月夜野

連休中ということもあり、フラワーパークは、お客さんに合わせて花を植えてると思われるので、一番綺麗なころなんでしょうね。こういう、いかにも人工的な花壇というのは、嫌いだったんだけど、ここまでいくと、やはり、いいものだと思いました。ということで、原色3ショットをご覧あれ。

群馬フラワーパーク1 群馬フラワーーパーク2
群馬フラワーパーク3

赤城山に登るのは、フラワーパークから、赤城神社を通って登る道のほうが、比較的交通量がすくなくていいと思います。南側からの赤城道路は最悪だった覚えがある。
しかしまあ、暑い、暑い、、、で、頭に水をかけながら登ったんですが、水もなくなり、軽い日射病になってしまいました。この季節は、帽子を持っていったほうがいいですね。
で、小沼を経て、頂上の、旧ケーブルカーの終点のところ(何とか峠という名前がついてたけど忘れた。)から、今は使っていないケーブルカーを徒歩で下っていくと、聖水があるとの話で、水筒の水もないので降りて水を汲みにいきました。

ケーブルカー跡(今は動いてない。) 美人の水、御神水、智恵の水
このケーブルカー跡を
降りていくと、
なんと美人の水、御神水、智恵の水が、、、
でも同じ水じゃん

なんだ、出所はみんな同じじゃん。(という、たわいもない落ちですんません。)
小屋の左側から差し込まれているようなのが、水が入ってくるところです。

で、気を取り直して、出発。

覚満淵

覚満淵です。
真中に見える、半島のような部分がミズゴケとツルモモコケで、泥炭の深さが2.5m〜3mあるそうな。
なにやら、ここにこれがあることが例外的で、貴重なんだそうです

かなり、遅い時間になってしまったので、急いで、今日の宿の月夜野に向かいます。
(今回は民宿ではなく旅館という、なんという贅沢。)
雨もぱらぱらしてきたので、結構あせる。暗くて旅館が見つからない。
でなんとか到着すると、美人の女将さんか、その娘さんか、のお出迎え。食事のときも、そのお姉さんに話かけてもらって、ついつい酒が進んでしまうのでありました。

3日目:月夜野〜R17県道53林道〜新四万温泉〜暮坂峠〜六合村

県道53から、下宿で別れる、新四万温泉に至る林道は、結構お奨めです。

光る苔

暗いところで光るコケが生えてます。この解像度だとフィルムについた埃にしかみえないかなあ。

林道

これは舗装されているところと、簡易舗装の境目ですが、舗装されていないところも多いです。700×32Cのパセラでは、押すことになります。

新緑と山桜

峠を越えてからしばらくして、新緑が綺麗だった。上から4分の1あたりの、中央よりほんのちょっと右に、山桜が満開なのが、見えるかなあ。

林道から出た後は、R353を南にちょっとダウンヒル。かなり完璧に舗装された道だが、果たしてここまで完璧に舗装する必要があるのだろうか、公共事業は、、、。などと先ほどの林道とは全く逆の、複雑な気分です。
でこの後、暮坂峠を超えて、六合村の、釣堀を経営している民宿に泊まりました。

4日目:六合村〜草津〜志賀高原〜渋温泉

白根山 白根山の湯釜に向かう最中の?池で。連休中ということで、車は数珠繋ぎでした。
向うに見えるのが白根山?
白根山の湯釜 白根山の湯釜です。
高校生の時に、ランドナーで来た時以来。
渋峠から1
渋峠から2
渋峠あたりからの展望。もう少し写真がうまくとれたらなあ、、

で、この後、渋温泉に泊まるのですが、途中の猿の温泉というのに行ってしまったのは失敗。
結局温泉に、餌まいて、猿を集めてるだけじゃないか!

5日目:渋温泉〜善光寺〜野尻湖

昨日の猿の温泉は失敗だったとおもいつつ、こりずに、明かりの博物館とやらに寄ってみた。まあ、こちらの方が値打ちあるわな。で、ここで、最終日に宿泊予定の、ギターコレクターのK氏宅にお土産を買いました。

善光寺 善光寺は、連休で、人のうず、うず、うず。

善光寺から、北西の方角に、3kmほどのところに、神代サクラというのがあります。ここもまた、絶好のタイミングだった。ということで、文句なしの状態の桜を、鑑賞しましょう。ちょっと解像度高めだけど、ゆるしてちょんまげ。
神代サクラ全景 神代サクラ
神代サクラ 神代サクラ
神代サクラ 神代サクラ

すっかり堪能して、堪能しすぎて、時間がなくなっちゃった。
後は、ただひたすら走っただけ。野尻湖の宿についたのは、7時を超えてしまった。

なお、野尻湖の民宿の奥さんが、「どこで、うちの民宿を知ったの?」と聞いてきたので、民宿ガイドの本を見せてあげたら結構びっくりしてました。「主人に見せてきていいかしら?」なんて、おっしゃってるので、どうぞどうぞ、といいました。なんというか、そんなもんかなあ、、、

6日目:野尻湖〜笹ヶ峰〜直江津〜柏崎

野尻湖の朝は早い、、、って、なんのこっちゃ。

野尻湖の朝日 野尻湖から黒姫山?

しかし、連休でも、オフシーズンの感じだった。このあたりって、いつがシーズンなんだろう。野尻湖って、昔はスケートの季節は、満員だったんだろうなあ。
でも、私とすれば、民宿のおじちゃんおばちゃには悪いけど、一年中オフシーズンのほうが静かでいいんだけどね。なにせ、昨日までは、志賀草津道路の車数珠つなぎ、善光寺の人人人、という感じだったから結構うんざりはしてるもんで。
で、宿の人に聞いたところだと、笹ヶ峰までは、いけるらしい。笹ヶ峰から先の林道ぽいのも魅力的だなあ、いけるところまでいこうか。と思いつつペダルを踏む。

妙高山がみえてきた 妙高山が見えてきたぞっと。
今日は快晴。きもちいいなあ。
笹ヶ峰 ん、これは、5月だというのに豪雪地帯。
笹ヶ峰までは除雪してあるんですね。やっぱりスキー場の関係ですかね。
笹ヶ峰の白樺 笹ヶ峰の乙見湖の周辺で。白樺ぁぁ、青ぞーらっ、っと。
乙見湖 乙見湖です。快晴です。
かなり日焼けしてしまいました。

ちゅうことで、乙見湖までは行けました。あとは、道の片鱗もない。(道がいきなり、1mぐらいの高さの雪で行き止まりになってる。)
ここまではスキー場ないんだけど、なんのために除雪してるんかなあ?

で、引き返して、あとは直江津まで、、、今回のテーマは、日本横断なので、海を見ることは、かなり重要な意義をもつのである。ひたすら、あまり面白くもないびゅんびゅん車が飛ばしてゆく国道を走る走る走るのである。

で、ついに、ついに、つぃに、

直江津の海1 直江津の海2

海だ−、日本海だー

あとは、K氏の夫婦水いらずの聖域だったはずの家に、乱入するだけだあ、と再びひたすら走り続けます。

柏崎へ向かう最中の夕焼け 柏崎につく大分前から、夕焼けが始まってしまいました。綺麗だったけど、急がなくちゃ、、、で、写真はこの1枚だけ。

で、ついにK氏の家に到着。
私のせーかく、としては、ものすごーく、考えられないような、「お土産を渡す」、ということまでしてしまった。
でも、ほんと、こんな汗臭い、1週間もほとんど着替えてないような私を泊めてくれて有難う。ということで、感謝の証に、K氏のギターコレクションの、ごく一部を披露。

ギターコレクターK氏のコレクションの一部 この図から確認できるのは、15本。
推定で13本が、奥さんに内緒で購入し、実家の方に隠匿してあると思われる。
で、合計28本所持していると思われる。

ということで、

♪もしも、子供が生まれたら♪
♪28本のギターより君が好きだというよ♪
♪だけど、ぼくはママに向かっては♪
♪15本のギターよりママが好きだとしか、言えないんだよ♪

以下自粛。

7日目:柏崎〜十日町、輪行ほくほく線

前日K氏の家のウィスキー類を飲みまくったために、二日酔い。なにやら、奥さんに絡んだような気もしないでもないし、奥さんにいろいろしゃべりすぎて、K氏が怒ってたような気もする。しかし、このツーリングのテーマである、日本横断は目的を達成ということで、元気をだして昨日の酔っ払いによる失態は思い出さないようにしようと、気合を入れるのであった。
で、とりあえず、交通費が安く済むよう、越後湯沢に向けて、いけるとこまで行こうかというのが当初の計画だったが、十日町にたどり着くのに、何回も同じ山を越え、気が付けば、もとに戻る、ということを繰り返してしまった。どうも、狭い道みたら、そちらに行きたくなるんだよなあ、、、、

農道の手彫りのトンネル 途中の、生活道路というか農道で見つけた、手掘り(っていうのか?)のトンネルです。なかなかオツだねえ。
このトンネルを抜けて、十日町にでるはずが、再びもとの場所にもどって、、、、稼いだ直線距離の割には、結構ハードな一日でした。

で、結局十日町にはたどり着きました。そーいえば、電車でGoの、ほくほく線にも乗りたいなあと思い、ここから、輪行です。
んん、ゲームと風景が一緒じゃん。あたりまえか。