2001年11月、大弛峠、大河原峠、霧ヶ峰ツーリング

1日目(2001年11月23日)
塩山〜大弛峠〜南牧村

今日は、38歳の私にとっては、超ハードスケジュール。なにせ、2000メートル近い標高差です。舗装路だったら、まだいいんだけどなあ、、、塩山駅から走り始めたのは、もう既に10時半というのが一番キツイかも。
しかも琴川沿いの道への入り口を間違えて、、なぜか、ぶどう畑を見学してしまった。
しかしブドウ畑の農道の坂ってきついなあ、、、

大弛峠へ向かう、川上牧丘林道は、こんな感じのダートの道で、基本的には工事中みたい。こんなに広くしなくてもいいのに、、、
もうすぐ大弛峠というあたりのところは、こんな具合に完璧な広い舗装道路になっています。こんな完璧な舗装を全線にわたってするつもりなんだろーか。やめてほしいなあ、、、(途中の、舗装路だけど、いい感じのところは残して欲しいもんです。)

見ての通り、長い影、3時ぐらいだったか、、早く峠超えなくっちゃ。
もうちょっとで峠。いい天気だなあ。でも、そろそろ空が、赤くなりつつ、、、

ちなみに、道路は完璧に凍結してます。
この時点で、16時ちょっと前。弁当食って、16時。
下りは、北側の斜面なんで、下手したら、下れないかも、、、
この季節は17時で暗くなってしまうんで、、、

とおもいつつ、下りの斜面を見ると雪が思い切り積もってる。
大丈夫かなあ、、、
(予約してある宿は、野辺山の駅近辺で、塩山に戻って輪行してもたどり着けるようには、プランしたんだけど、、、)
こういう時は、本当は、塩山駅に戻って輪行ってのがセオリーなんでしょうね。

ところが向こう見ずの私は、意を決して下り始めます。向うから登ってくる車がいたもんね。(引き返してきた人だったりして、、、)。峠の向うは、ダートで、かなり雪の道が続きます。ただ、雪は、車に固められて、なんとか乗って下っていけます。ただ、雪で速くは走れない。
川上牧丘林道が舗装路になった頃には17時をこえてたかなあ。あたりは、真っ暗。ダートの下りを急いだため、初日から、足にきてしまった、、、
で、あとは、野辺山のあたりの宿に、真っ暗な道を、、、宿についたのは、18時を越えてた。寒かったあ。

2日目(2001年11月24日)
南牧村〜(稲子湯通る名前知らん林道)〜林道大河原線〜大河原峠〜女神湖

ちょっと筋肉痛かなあ。前の日地図みながら、酒飲んで強気の状態で決めたルートは、南八ヶ岳林道経由、でそのまま八ヶ岳沿いに299号まででてちょっと下って、林道大河原線から、大河原峠を越える、というもの。
冷静に考えてみると、大河原峠自体はなんとかなるけど、その前の林道大河原線が走れる状態じゃなかったとしたら、日が暮れてしまう。ということで、南八ヶ岳林道はやめて、その横の、海ノ口牧場から稲子湯を通って、299号線に抜ける道を選ぶことにする。

八ヶ岳が見えてきた。いい天気だなあ。
非常に幸せな気分。
で、海ノ口牧場を越えたあたりで、早速、ダートのアップダウンの道が始まります。
(早速だもんなあ。南八ヶ岳林道はやめてよかった。)

ごらんのような、ダートの道。登りでしんどいけど、天気もよくて気分いいなあ、、、なんて思ってると、

北に向いてるところはこんな感じの道で、寒い寒い。
基本的に八ヶ岳の東側の斜面を北に向かって走ってるんで、
沢に入ろうとするときは、左の写真のように、北斜面で、下りで寒い、
沢を越えたところは、上の2つの写真のように日が照って暑くて登り。
てな繰り返しです。逆向きに走るとちょうどいいかも。

で、299のちょっと前に、味気ない完璧舗装道路になり、スキー場を超えて、299号線にはいります。
ここからちょっと下ったところから、メインイベントの林道大河原峠線になります。

ご覧のような道が90%以上続きます。途中、申し訳程度に舗装してあるところがありますが、、、
雪も大分積もってました。結局、大河原峠までのかなりの行程は、「押し」です。でもやっぱりこういう道がいいですね。
MTBがますます欲しくなってきた。
雨池です。林道から、20分ぐらい降りたところにあります。時間的にはぎりぎりですが、寄ってみました。そろそろ夕焼けが始まるぅ。
先をいそがなくっちゃ。

舗装路にでるまで、相変わらずの、いしころごろごろ雪も残る、の道が続きます。無理して、乗っておりたんですが、、、
今度は、ダウンヒルバイクが欲しい、、、

途中、佐久方面の展望が素晴らしかったんですが、、、遠くは明るく、道は、日陰。写真にするには、無理な状況。
ここでおきて破りの、せこい手を使わせてもらいます。。

同じ写真を設定変えて、スキャンしたものですが(笑)
道路とススキの色は左の写真、空と、遠くの景色は右の写真、、、、
ということで、、、(笑)。
でも、写真って、露光オーバーだったら、なんとかなるんですねえ、、、
でも、こんな石ころごろごろの下りは、やっぱり、ダウンヒルバイク欲しい(また言ってる(笑))。

で、ようやく舗装路にでて、10分ぐらい(だったか?)登ると、やっと、

大河原峠からは素晴らしい展望があります。(多分、浅間山方面が見えるんだと思う。急いでて、地図とあわせなかったんで、どれが浅間山か、わかんない。)。右側の写真、遠いところ、見えないなあ、、、浅間山。

よし!浅間山見せてあげましょう。いつか使った、おきて破りのせこい手。2回もやるかあ(影の声)。




(ちなみに、後日(1月6日)フォトショップエレメントを手に入れたので、前の2枚の写真使って合成写真を作りました。半日かかった、、、めんどくさー、、、)

どうスキャンしても、暗いとこか、明るいとこの情報が失われるんで、2回スキャンして合成しました。

空と遠くの山は、濃くスキャンした写真から、近くのススキと自転車は、通常にスキャンした写真です。ちょうど中間の近くの山は、両方の写真を混ぜて(半透明にして。)ます。

結構面倒だったけど、多分、本当はもっと効率のいい方法があるに違いない。
(それとも、最近は、焼きこみができるようなスキャナーでもあるんだろーか。)

以上、話がそれましたが、元に戻ります。


夢の平林道を、この後下るんですが、夕焼けが素晴らしかった。でも、写真撮る余裕はない。もうすぐ暗くなるよー。
女神湖の、国民宿舎に着いたのは、5時過ぎ。まあ、一回泊まったことあるんで。前来たときは、場所がわかんなくて、心細かったなあ、、、
泊まってる客は、私と、夫婦の方の2組で3人。オフシーズンなのかなあ、、、この宿の営業努力が足りないのは事実でしょう。。私としては、泊めてくれるだけで、幸せなんですけど。
ちなみに前に泊まった時は、私一人でした。(2000年4月のツーリングレポート参照)。ところが、食堂で夫婦の方とお話したんですが、「こんな寂しい宿、2度とくるかあ。どうせ大赤字で、公的資金を使ってるんだろうなあ。」とか会話してはります。私としては、そこに割り込んで「こんな、流行らない宿だからこそ、一人でも泊めてくれるんだあ。貴重だ--。」とか、訳のわからない、くだを巻きながら、酔っ払っていくのでした。

で、なんだかんだ言って、今日も、しんどかったけど、いろいろとよかったなあ。ツーリング最高!、、、酔っ払って寝よっと。


3日目(2001年11月25日)
女神湖〜霧ヶ峰あたりうろうろ〜茅野駅

今日は、一日、ビーナスラインをポタリングという感じ。ツーリングの最終日は、やっぱりこうなる、、、というのは自分だけかなあ。坂のキツイ、石ごろごろの林道を攻める気力は、今日はありません。

とはいいつつ、白樺湖越えてからは、登り坂。でも、昨日までのことを思えば、軽い軽い。

白樺湖が見える。蓼科が見える。
前にきたときは、同じ風景が、夕焼けが綺麗だったけど、今日は、天気もよくて、爽快な気分。

で、もうちょっと登ると富士山が見えました。ホントに、気持ちいい。

え、富士山は、みぎのほうに、見えてるはずなんだけど、見えないですね。ここで、例のごとく、せこい手で、スキャンしなおしでもいいんですが、、、
ちょっと違う場所から写した写真です。
富士山が見えます。右側は南アルプスですね。ホントは、もっと綺麗だったんだけど、、、写真上は、仕方ないですね。
木曾とか、北アルプスも完璧に見えました。

霧ヶ峰の後は、八島ヶ原湿原に寄りました。

湿原っていっても、この季節は、枯れススキの世界。
夏にきたら綺麗なんだろうなあ、、、
でも夏は人もいっぱいなんでしょうね。

この後は、池のクルミから、茅野方面に、下りていきました。
なにやら、5万分の1の地図とは違い、完璧舗装路が、下までできてるんですね。いつもながらに寂しいことです。

茅野駅から、輪行です。
ちょっと贅沢の地ビールで、記念撮影。