2006年3月、鹿児島ツーリング

1日目(2006年3月26日)
船堀→鹿児島空港→鹿児島

飛行機で鹿児島まで。飛行機に自転車乗せるのは、実は初めてなんだよね。
で、航空会社の取り扱いは丁寧なようだが、変速機はずしといてよかった、、、
だって、手で袋をもってきてくれたのはいいけど、横向きに置きやがった。変速機はずしてなかったら、間違いなく、壊れてる。

飛行機降りて、自転車を組み立て終わったのが4時前。
国道10号線をひたすら走るだけです。

お約束の、桜島ー、いいねえ。
ところで、国道10号線は、かなり車が多い。

で、追い越されるときに、鹿児島ナンバーの車は、全部、クラクション鳴らさずに追い越していきます。本州でツーリングしてたら、馬鹿野郎が、クラクションならして、追い抜いていくパタンなんだが、鹿児島の人は、偉い、、、というべきなのかなあ。
で、鹿児島に着いたのは、17時頃だったか。とりあえず、ザビエルを見た。

なんか、怖ーーい。

2日目(2006年3月27日)
鹿児島→吹上→野間岬→坊津(泊)

鹿児島から吹上までは、県道35号線を走る。最初は交通量が多かったが、さすがに鹿児島。春山の交差点越えたあたりから、全く車がいなくなる。いい感じだね。

早く海岸線が見たい!と思いつつ、道なりに走ってたら、なかなか、砂丘には近づけないので、無理やり、砂丘のほうに寄り道。

で、ようやく、吹上の砂丘を見れた。

砂浜を走っちゃった。ほんとは、自転車はいっちゃいけなかったのかな。
でも、随所に、「密航禁止」とかいう看板がたってる。
ここって、そういえば、拉致とかされた場所だよね。
おおこわ。


あと、吹上浜砂丘自転車道というのを走ってみたが、やっぱ、普通の道はしってるほうが、いい感じ。
自転車道は、なんの面白みもありませんでした。

で、南国の雰囲気を感じながら、海岸線の国道を走ります。
野間半島に行く道は、こんな感じ。で、南国だよう!


しかし、結構ハードだなあ。地図で見ると、海岸線を走ってるので、そんなたいしたことない、って、計画立てたけど、せっかく登った坂をすぐ下る、の繰り返しで、ホントにハードでした。

ようやく、野間岬が見えてきた。風車がいっぱいです。

野間岬の根元のところの野間池っていうのかなあ、そこで、かもめが、いっぱい。しばらく、かもめを見てました。


と、しばらくぼーっとかもめを見てたんだが、一応、野間岬に急がないと、日が暮れてしまう、、
野間岬へは、ここから、ちょっと、登ります。結構きついかも。
で、展望台あたり。

展望台のところで、休憩してると、老夫婦に、夏みかんを2つもらった。うれしいよお。
で、野間岬の灯台まで、いきました。

野間岬からは、一方向だけ、展望があります。ただ、水平線がみえるのみ。
野間岬の灯台へ来るみちは、こういうシングルトラック。
ちなみに、この後、狸をみました。ハクビジンかも。
じーっと、10秒ほど、私の方を見つめてました。で、結局逃げていったが、あれぐらいみつめてくれるんだったら、写真取れたのに、惜しいことした。
で、泊の集落の民宿へ急ぎます。また、この後がアップダウンで、大変。しんどかったあ。

3日目(2006年3月28日)
坊津(泊)→池田湖→開聞岳→長崎鼻→鹿児島

坊津の民宿は、実は、予約してたところが、身内に不幸があったので、、、ということで、近くの別の宿を紹介してもらった。
まあ、こんなもんか。値段なり、という感じ。まあ一人の客をとめてくれるだけでも、感謝しなきゃね。
朝、部屋の窓からかもめが、騒いでたので、写真とっちゃいました。

1時間ぐら走って、枕崎港。やはりかもめが、、、

しかしながら、追い風で、ぐんぐん距離を稼いで、楽そのもの。余裕だなあ、今日は。
で、池田湖によってみた。

この湖、特に見るものはなかった。大うなぎがいるとか、いないとか、イッシーがいるとか、いないとか、カルデラだとか、いろいろとあるみたいだけど、、、
ちなみに後ろに開聞岳が見えます。これから、行きます。
フィリピンでの戦争のときの追悼公園とかのところから、開聞岳を撮ったところです。重いテーマだなあー

長崎鼻にも寄ってみた。

雨が降ってきたよー、すごい風だよー、ホント。ちょっと足踏み外したら、海に流されてしまいそうな感じ。
急がなきゃ。

あとは、ひたすら国道226を鹿児島まで走るだけ。で、しばらく走ってると、晴れてきた。あと、ものすごい向かい風。こりゃ、やどに着くのは、かなり遅くなるな。まあ、今晩泊まるのは普通のホテルなんで、、、

結局宿についたのは、9時ごろだったような。お疲れ様です<自分。

4日目(2006年3月29日)
鹿児島→桜島フェリー→桜島→田尻(佐多岬)

桜島フェリー。自転車込みで250円。


これからいく桜島が左。右側が鹿児島よ、さらば。
なんか、船に乗るって、楽しいね。

桜島では、湯平展望台によってみました。

後ろは、鹿児島が一望できます。前は、桜島だよー。

桜島では、県道26号線(国道じゃないほう)をはしったんだが、途中から結構坂もあって、つらい。
あと、鳥居が、溶岩に埋もれてこんな感じで名所になってます。

ここで、飯食ったんだが、食ってると、地元のおばちゃんが声かけてきた。「美味しい?」
てなことで、もぐもぐしながら、首を振って、答えたんだが、、、
鹿児島の人って、性格的というか、気分的というか、
明るいのかなあ、、、

さて、あとは、海岸沿いを、国道220、県道68、国道269、県道68と、佐多岬まで、走るのみ。追い風だったんで助かった。

で、途中こんな感じで、南国の海だよー


日英戦争砲台跡、というのがあります。ここで、加山雄三が、気合入れてたような気がする。ちがったか、島津斉彬だったか。まあ、にたようなもんだわな。

この日も結構ハードだったなあ。
宿は、佐多岬から、ほんの2−3キロのところの、田尻というところの民宿です。
焼酎をサービスしてくれた。で、一升瓶半分ぐらい飲んじゃった。ごめんなさい、ありがとう(笑)。
トータルとしては、すごく安い宿だった(笑)。

5日目(2006年3月30日)
佐多岬(田尻)→郡→内之浦佐多線(県道74号)→国道448号→根占

佐多岬というのは、自転車乗りや、歩きの人には、非常に悪名高い場所で、自動車専用道路を通過しないと、岬までいけません。ということで、早起きして、6時出発。宿に荷物を置いたまま、文字通り朝飯前の仕事。

ゲートのところに人が来る前にもどらなきゃ。ゆっくりしてられない。
ということで、行き30分、帰り15分で、6時45分にはゲートを出た。ま、不法侵入、ということになるんでしょうけどねえ、、、

さて、宿に戻って、朝飯を食った後、ちゃんと荷物をもって出発。焼酎いっぱい飲んでしまって申し訳ない。

田尻のあたり、ソテツも生えてる。南国だよー。



大泊から、郡を通って、このあたりのぐちゃぐちゃした道を走った。この道がなかなかよかったが、、、写真撮ってないなあ。で、おかげで大中尾林道に行く時間がなくなっちゃって、68号線に入り、そのまま、74号線(内之浦佐多線)にはいって辺塚あたりまで走ることにした。
こんな感じで、結構最初は広い道。でも、車とおらないねえ。

しばらく走ると、こんな感じのホントいい感じの道が延々と続きます。で、ぜんぜん車通らない。

途中、車1台ぐらいはすれ違っただろうか。途中で、道路工事やってて、道路工事の重機も、ぜんぜん車通らないことを確信して、完全に道をふさいで、仕事してた。おれがすれ違った車は、結局通れたのかな、、、

このあたりは西日本最大の照葉樹林ということで、

写真で解るかなあ。結局、葉っぱが、ほとんど、冬を超えてるんですよね。落ち葉がほとんどない、って感じ。
写真の木は、新しい葉っぱが、若緑色で、古い去年からの葉っぱが、深緑色でツートンカラーになってた種類の木で、多分去年の冬にいくらかは、落葉したんだろうが、むしろ、まったく、新しい葉っぱがない木のほうが、多い。
いや、ホント南国です。

この道長くて走り応えがあるよう。25キロぐらい、こういう道が延々と続きます。

といいつつ、ついに、この道と分かれるときが来た。国道448号線にはいり、根占の宿に向かいます。

途中、道端に座り込んで、休憩してて、さあ出発、ということで、自転車のほうに向かって地図みてると、犬が、俺の座ってたあたりの匂いをクンクン嗅いでる。で、こちらを向いて、ワンワンほえ続け、その後、俺の座ってたあたりに、おしっこをかけまくってた。ゴメン、君の縄張りでいいよお。
で、今度はその犬がこっちに敵意むき出しに近寄ってくる。怖いよー、とおもってたら、中3ぐらいの少年が犬の名前を呼びながら、しかりながら、こちらに走ってくる。で、結局その犬は、その飼い主から逃げるように、さらに、向こうへ行ってしまいました。助かったあ。

でようやく、根占に到着。夕焼けだよー


今回泊まる宿は、1泊2食付4500円、激安の民宿。まあ、食事も値段の割には満足。
民宿のおばあちゃん、貫禄のある、白髪で、ドラマに出てきそうな、強そうな、まるで樹木希林のような、おばあちゃんだった。

6日目(2006年3月31日)
根占→猿ヶ城渓谷→大野原林道→高峠→垂水→国道220号→隼人

昨日から、なんか、アキレス腱がチト痛い。で、この日も痛いけど、まあ、大丈夫かな。と思ってたが、今度は膝の下の腱が痛くなってきた。アキレス腱は、3日前にペダルにぶつけてしまったのが原因だと思うが、それをかばってるうちに、膝下の腱も痛くなってきたのかなあ。
まっすぐ次の宿に向かうには、国道220号線を延々と走るだけ。
天神島で、休憩しながら、考える。


休憩してるうちに、結局ハードなコースを選ぶことにする。

で、鹿児島で、珍しく前のほうで、クラクションをならしてる車がいた。しばらくいくと、、、、
猫が、即死してました。写真はありません。

ううーん縁起が悪いなあ、、、

ということで、気を取り直して、猿ヶ城渓谷へ。

こんな感じで、車も通らなくて、いいよおー。
と思ってたら、通行止め。で、突破。

写真では見えないが、この前に、「歩行者も、なにもかも通行止め」という看板がでてるんですよね。確かに歩行者も危ない道で、通らせるのはまずいと。でもですねえ、写真の右側が歩行者が、抜けれるようになってて、その看板を拡大すると、
まあ、ご愛嬌(笑)

右の写真のところで、昼飯食ったんだが、ここまでの途中は、なかなか危ない感じ。本当に落石注意、、、崩落注意、という感じで、多分、雨の降った次の日とかは、本当に危なそうな感じだった。ということで、おすすめできませーんが、こんな感じで、岩がやっぱりすごい。

いい感じだよー。
とちゅうから、こんな風にまともに整備された道になっていきます。と思ってたら、大野原林道に合流。


大野原林道です。新しくできた林道みたいで、舗装は進んでない。実は、今回は初ダートだったりします。

大野原林道も終わり、高峠のツツジが丘というところに行った。ツツジは、、、

黄色いツツジです(笑)って、シーズンオフなのね。ま、いいか。

この後は、時間がもうないので、垂水まで下り、延々と国道220号線で、宿の隼人をめざすことにする。
といいつつ、ラドン温泉の足湯で、ゆっくりしてしまった。桜島が見えるね。

で、夕焼けでも桜島がみえるよう。

この時点で、18:30ぐらいだったかなあ。しかし、鹿児島って、さすがに、西にあるだけあって、日が落ちるのが遅いね。
ということで、写真をとって、のんびり行くのはいいが、宿についたのは、8:30ぐらいだったっけ。

7日目(2006年4月1日)
隼人→犬飼の滝→霧島神宮→高千穂河原→国道223→嘉例川→鹿児島空港→自宅

いよいよ最終日。で、飛行機は、19:40なので、余裕はあるんだが、まあ、乗り遅れたら、超ショックなので、あんまり欲張れないなあ。
といいつつ、国道223号をまっすぐ登っていくつもりだったら、ついつい横道にそれて、犬飼の滝から、霧島神宮に寄って、という道を選んでしまいました。足も痛いんだけど、、、
犬飼の滝です。
さて、霧島神宮に着いたのは11:00。

桜も9分咲きぐらい?
霧島神宮から、高千穂河原(霧島神宮が昔あった場所)へは、こんな感じの広い道です。

車はあんまりとおらなくって、いいです。で、高千穂河原に到着。

14時近かっただろうか。この奥のご神体を見るのはあきらめて、引き返しました。

新燃温泉では、ものすごい上記が噴出してる。
寄りたいが、、、時間がなくて断念。(あとは下りなんで、無理して寄れないことはなかったんだけど、、、今度は、ここに泊まりたいね。

あとは下るのみなんだが、霧島温泉、って、すごい蒸気だね。これ、最近、怪しげな温泉とか多いらしいけど、ここは、ぜんぜん大丈夫そう。


あとはぐんぐん下る下る。広く整備された道で、下るのは、快適、、、だが、まあ交通量は多かった。

空港間際で、嘉例川駅というのに寄って見ました。103歳の木造駅舎ということらしい。


で、雨が降ってきた。止むかなあと思って、しばらく時間をつぶすが、止みそうにないので、カッパを着て、空港へ急ぎます。

空港に着いたのが、17時、自転車を預け終わったのは、18時で、近くのコンビニで、ビール買って、ベンチで晩餐。今回のツーリングは、最高だったなあ。
で、なんか、なにもかも綺麗にみえてきた。空港のベンチで、チト酔っ払って、いい気分になってるときの一枚。、

これに乗って、帰りました。


鹿児島には、また来たいなあ。特に大隈半島がよかった。生のままの自然、って感じ。今度は、大隈半島の林道を、あちこちと、回りたいと思いました(完)

足の痛みは次の連休までになおるだろうか、、、連休はどこに行こうかなあ。