ホィールの組み方アラカルト

自分の自転車は、どういう組み方になってるのかを、知っておくのは、トリビアとして重要です。（意味不明（笑））。

	６本組みです。 交差する黄色いスポークのハブ穴の１つめと６つめを交差させるので、この名前になっています。 青で示したほうに、１本のスポークは３回交差するので、３crossとも言います。
	８本組みです。 交差する黄色いスポークのハブ穴の１つめと８つめを交差させるので、この名前になっています。 青で示したほうに、１本のスポークは４回交差するので、４crossとも言います。

実感したことはないのですが、

• ６本組みのほうが、当然スポークは短くなるので軽くなる。
• ８本組みのほうが、丈夫。
• ６本組みのほうが、横方向や、縦方向の剛性がある。
• ８本組みのほうが、進行方向（加速やブレーキをかけるとき）の剛性がある。）

などと、いわれてます。（言われてたと思います。というのが正確か、、、）

イタリアン組みと、ＪＩＳ組み

基本的に、組み方は４つあります。イタリアン組み、ＪＩＳ組み、逆イタリアン組み、逆ＪＩＳ組みです。
それほど実際に大差はないと思いますが、トリビア的に知っておくのもいいかと。

iイタリアン組み	JIS組み

どちらの写真も右が進行方向です。つまり、自転車を右側から撮った写真です。
強調表示したところを見てください。まず、イタリアン組みは左右対称になっていますが、ＪＩＳ組みは、左右対称じゃないのがわかるでしょうか。
ハブの上から、進行方向に対して出ているスポークが、
　　左右共に、ハブの内側から出て、最後に交差するスポークに対し外側となる
のがイタリアン組み。
ハブの上から、進行方向に対して出ているスポークが、
　　左右共に、ハブの左側から出て、最後に交差するスポークに対し右側となる。
のがＪＩＳ組みです。

で、このホィールを、裏返しにすると、逆イタリアン組み、逆ＪＩＳ組み、ということになります。
つまり、
ハブの上から、進行方向に対して出ているスポークが、
　　左右共に、ハブの外側から出て、最後に交差するスポークに対し内側となる
のが逆イタリアン組み。
ハブの上から、進行方向に対して出ているスポークが、
　　左右共に、ハブの右側から出て、最後に交差するスポークに対し左側となる。
のが逆ＪＩＳ組みです。

イタリアン組みのホィールをひっくり返すと、逆イタリアン組みになります。(前のホィールしかできないけど。）

ちなみに、

• ほとんどのママチャリは、前後共ＪＩＳ組みです。
• ほとんどのリムブレーキのそこそこ値段のはる自転車は、前後共イタリアン組みです。
• シマノのディスクブレーキを使うときには、シマノは、前は、逆イタリアン組み、後は、ＪＩＳ組みにすることを推奨しています。

ちなみに、私の通勤用のロードエースは、前後共、逆ＪＩＳ組みでした。なんじゃこりゃ。
私の勝手な想像ですが、

• 安い自転車は機械で組むのでＪＩＳ組みになってる。
• ブレーキをかけるときの剛性具合が重要で、かかる力の方向で、リムブレーキとディスクブレーキは、逆になってるのが基本で、あとは、オチョコの具合から、後ろは、逆にしてる感じなのかなあと、、、

思ってるんですが、どうなんでしょうね。

自分でホィールを組むときは

で、自分で、自転車のホィールを組む時は、以下の手順になると思います。

• リムを選ぶ
  • 当然ですが、自分の自転車にあった規格のリムから選ぶのは当然。（７００ｃとか、26HEとか、６５０Ａとか）
  • リムの幅も考慮します。（26HEの場合は特に）つける予定のタイヤにあった幅のリムを選ぶ必要があります。また、オンロード用とオフロード用、とかを考えているなら、交換するたびにブレーキの調整をする気があるかないかも、重要になります。
  • チューブにあうリムを選びます。（仏、英、米）
  • スポークの本数をきめます。（36H, 32H, 28H)
  • あとは、価格、エアロ？、重量？、丈夫さ？、仕上げは？、溶接がいい？等、好きなものを選びます。
• ハブを選ぶ
  • 後輪の幅にあったハブを選びます。まあ、１３５ｍｍか、１３０ｍｍかでしょう。
• 組数を選ぶ
  • ３６Ｈなら、６本組みか８本組み、３２Ｈなら、６本組みが普通かな、、、を選びます。
• スポークの長さを計算する。
  • リムのパラメーターを調べるか計測します。ＥＲＤだけです。
  • ハブのパラメータを調べるか計測します。４つ必要です。
    • 中心から、左右のフリンジの長さ。
    • フリンジの直径
    • スポーク穴の直径
  • スポークの本数、組数、リム、ハブのパラメーターから、スポークの長さを計算します。
• スポークの太さを選ぶ。
• 組み方を決める（まあ、実際問題は、どうでもいいんですけど、せっかく自分で組むんだから、、、）
  • イタリアン組み、逆イタリアン組み、ＪＩＳ組み、逆ＪＩＳ組み
  • 前後どうする？
  • ということで、４×２の８種類の組み方があります。
• 組む

以上ですが、、、