某氏が、GPSの、DG−100を購入しました。
で、早速、評価してあげるから、といって、添付品のニッケル水素電池を奪い、テスト。ま、いい迷惑だろうなあ(笑)。
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同じ型番で、出回っているものと、パッケージが違いますね。 でも最も驚くべきことは、 2400mAh、と書いてあります。なんじゃこりゃ。 ちなみに、GP社のこのページによると、この型番のものは、2450mAhと書いてありますし、秋月のページとかにも、2450mAhとかいてあります。 不思議だなや。 |
1.放電特性
2.充電特性
3.おまけ実験、DG−100の充電性能は?
4.まとめ
パソコン制御ニッケル水素充電器で、満充電した後、さらに、500mAh追加充電して、30分休憩した状態から、放電した結果です。
#細かいことをいうと、500mAh追加充電する前に、16時間放置しちゃいましたが、、、、
定格容量に近づくはずですが、、、
借り受けた後、放電→30分休憩→充電→30分休憩、とくり返したんですけど、安定してきたと思われる3回目の充電結果です。
#細かいことを言うと、満充電検出時の、電圧の傾きが、200mAh/h程度になっています(他の電池は、軽く400mAh/hを超えます。)。で、200mAh/h程度の時は、電圧上昇率降下に対する満充電検出の敷居値50mA/h(つまり、200mAh/hから、150mAh/hに落ちると満充電検出)は、400mAh/hの時の敷居値の5mAh(つまり、400mAh/hから395mAh/hまで落ちると満充電検出)の10倍の値に設定しています。なんでこんなことをしているかというと、いろいろテストした結果で、不活性化した、特性が、がたがたの電池を充電する場合の「満充電誤検出」を防ぐためです。
一応、eneloopとの比較をしておきましょうか。
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一目で、違いがわかりますよね。 充電末期の、「通常充電反応」から、「おなかいっぱい反応」への移行が、緩やかに起こるのが、GP 250AAHC、急激に起こるのが、eneloopです。 #おなかいっぱい反応、っていうのが、意味不明なのは、ご容赦。 #で、温度もみてもらえたらと思います。eneloopでは、ほんのわずかな温度上昇で済んでいるんですけど、GP 250AAHCでは、末期の温度上昇が大きいです。これは、さっき書いた「傾きを検出する際の敷居値の差」からの帰結です。。 ちなみに私が所有している、Better Power Battery 2500mAという電池の充電特性は、この中間ぐらいです。 |
借り受けた直後の放電(DG−100で満充電)と、2回目の放電を比較してみました。
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おおっと、これは、、、、 DG−100の充電性能を調べた、というより、充電して、1日程度経ってて、その間の自己放電を調べた、ということになっちゃったかもしれない。 ということで、ま、このデータからは、断定的なことは言えないけど、、、 本人には、DG−100を早く分解して、中の充電制御ICだけでいいから、型番を見てくれ、、、と依頼してはいるんだけどねえ(笑) |
固体差としては少ない、当たり電池だと思います。ま、全部当たりかもしれませんが。はずれではない、ということで、喜んでください>某氏
あと、オーソドックス過ぎる電池、ということも言えると思います。eneloopのような、味付けは全くしていない電池です。おそらく、Better
Power Battery 2500mAhとの比較でも、味付けしていない、ということはいえるのではないでしょうか。(ここらはちょっと、想像が、入ってますが。)
それはそうと、2400mAhの表示の謎は残ります。
なお、今回の電池は、借りもので、テスト期間もあり、自己放電実験はできなかったのが残念ですが、最後に行った実験の結果からは、自己放電は、酷い、というほどではないが、普通のオーソドックスなニッケル水素電池並、ということかも、と思っています。