2009年5月、佐渡へ、ツーリング

今回のツーリングは、すべての宿を予約しました。
計画概要は、

1日目: 自宅から、江戸川上り、利根川上り、4号線で、宇都宮泊。
2日目: 県道63、23で、栃木の川俣湖泊
3日目: 馬坂林道、田代山林道で、湯ノ花温泉泊
4日目: 只見泊なので、まっすぐ行くと、早くつきすぎちゃうので、適当に林道を走ろうかと
5日目: 連休ど真ん中。観光地の宿はぜんぜん取れず、長岡泊。ま、只見ダムとか、田子倉ダムとか。
6日目: またまた連休ど真ん中。佐渡の宿は取れず、新潟のシティホテルなので、うだうだ走る感じ。
7日目: フェリーで佐渡に移動。適当に林道を走る予定。佐渡の両津泊。
8日目: 佐渡の宿に連泊。適当に走るか。
9日目: 佐渡の宿に3連泊。適当に走るか。
10日目: フェリー、新幹線を乗り継ぎ、帰るだけ。

さて、結構ロングで、10日間。
ちなみに、勿体無いので、自宅の冷蔵庫を止めることにした。これの顛末は、http://blog.gakitama.com/?e=600を見てね。

1日目(2009年4月29日)
船堀→江戸川土手沿いで関宿→利根川土手沿いで渡良瀬川遊水地→思川とか姿川とか4号線とか経由→宇都宮

何回も走った道(江戸川土手沿い)を、走るんだが、、、、
日頃の運動不足と大酒と、その他もろもろあって、走りのパーフォーマンスは最悪です。
10日の長丁場なので、この日は、ゆっくり走って体をならして行くことに専念、って感じです。
ゆっくり走ってるんだが、それでも、汚い悪い酒臭い汗をかきまくってる自分がいる。いや、日頃の悪行がたたってるなあ。

とかなんとか言いながら、まあ、関宿着。この木が立派なんだよねー。何回も見てるんだけどさ。




いつも、ここで、昼飯を食うことになってる。



冷蔵庫にあった、賞味期限が3月21日の納豆と、ゆで卵と、豆腐の容器に入れた玄米だよ。

この後、利根川を上り、渡良瀬川遊水地まで走って、そこから、思川を上る感じだけど、土手に、自転車道路とかあれば、いいなあ。
と思ってたら、ありました。



でも、この道、あまり、長くはつづかなかったので、一般道にでて、適当に、名所などによることにした。

琵琶塚古墳とやらに、寄ってみた。


なんだか お堀とかがあるあたりにも、杉の木が植林されてるね。
なんだかなあ、、、という感じもするが、それなりに、意味のあることなのかな?

ちなみに、このあたりは、しもつけ風土記の丘、ということで、薬師堂とか、なんとかいろいろあるみたいで、立ち寄ってみたが、、、

この日はお祭りやってた。




大音量で、カラオケ大会なのか、演歌大会なのか、やってた。んんん????、なんか、村おこしの方向性、間違ってやしないか?
ちゅうことで、うんざりして、すぐに、その場を立ち去った。

この後は、姿川の土手とか走っていったが、これもそんなに続かなかったので、国道4号線の交通量の多い道を我慢して走って宇都宮泊です。
まあ、今日は普通のツーリングなら、輪行で、ワープするところを、自宅からあえて走ってみた、という感じなので、こんなもんか。

しかしまあ、汚い酒臭い汗を大量にかいたおかげで、服が臭い!
シティホテルだったので、コインランドリーがあって助かりました。

あと、珍しく、シティホテルのレストランで、食事をしてみた。1000円だったが、量的に足りないなあ。
ということで、コンビニで、おつまみとかを買い込み、ビールを4本ほど、、、、明日も臭い汗がでるんだろうな。

2日目(2009年4月30日)
宇都宮→東荒川ダム→川俣湖

県道63をひたすら走り、鬼怒川を越える辺りから上り坂。ようやく、山岳ツーリングっぽくなってきた。

で、東荒川ダムです。ここで昼飯。

2日続けて、冷蔵庫整理弁当。

ちなみに、ここには、尚仁沢湧水という名水があって、人がいっぱい水汲んでる。
私も水筒の水を、ホテルのトイレの水から、名水にチェンジしました。

この後も上りがしばらく続いてこんな感じ。いやあ、車も少ないし、いい感じの上り坂。

突然視界が開けて、釈迦ヶ岳が見えるよー。

この後、坂を下って、一旦国道121に戻り、今度は県道23。

川俣湖に着いたよ。

3日目(2009年5月1日)
川俣湖→馬坂林道→田代山林道→湯西川温泉→山王峠→中山トンネル→湯ノ花温泉

今日は、今回のツーリングの、前半のメインイベントである、田代山林道です。楽しみだよー。
5年前には、田代山林道は、雪で、引き返して、国道大周回したのだが、今回は、通れるといいなあ。

宿の近くの商店で、食料を仕入れるが、パックの赤飯しかなかった。
とりあえずレンジ暖めてもらって、昼に食う予定だが。

早速、馬坂林道です。川俣湖沿いのあたり。ダートは、走っててつらいが、やっぱりいいなあ。

川俣湖から離れていくと、こんな感じ。盛り上がってきたぞー。

馬坂林道も終わり、メインイベントの田代山林道には、ここから入ります。

トラブル発生。


手抜いてトゥクリップを裏返してちょっと走ってたら、石に引っ掛けちゃって割れちゃった。
実は、このトゥクリップ、前のが割れて、新品にしたところだったんだよね。痛いなあ、、、、

ちゅうか、あと、8日間のツーリングトゥクリップなしで走らなきゃいけないのがつらい。

出発したところの、川俣湖が見えるね。向こうに見えるのは男体山かな?

こんな感じのダートの道が、いつのまにか、

こんな感じで、やっぱり雪が残ってるよー。

うわー、5年前に来たときより、雪がいっぱいのこってるじゃん。

ここ通って着た。通ったのは、ガードレールの外。自転車は担ぎで。

ここも通らなきゃ。ガードレールの外だな。

田代山林道に入って9.2キロの表示が見える。もうしばらくかなあ。

と思ってたら、

ここは、無理。足を踏み外したら、数十メーター転げ落ちることになっちゃう。

ということで、5年前と同じところで、引き返す羽目になりました。

5年前の写真を載せてみよう。

こうなることは、分かってたじゃないですか。野五郎くん。(ティモシー先生の台詞だったっけ。)

ということで引き返しました。朝買った、パックの赤飯を昼飯に食ったが、おいしくねえなあ。せんべいみたいに、なっちゃうんだね。

ということで、田代山林道を下り、湯西川沿いの道を下って、国道大周回。


湯西川沿いの道は、5年前に来たときは、素敵な、いい感じの道だったのに、、、、

ダム工事してるね。見えてる橋は、ダムのため。で、今通ってる、いい感じの道は、湖底に沈んじゃう。

なんだか、ものすごく悲しい気分になってきました。
脱ダム宣言、、、、なんかしてくれないよなあ。

と、感傷にふけってる時間はない。先を急がなきゃ。

50里ダムです。

この水の中から生えてる木、って、不思議だよね。まさか、湖底から木が生えてくるわけないので、ダムに水没しても生き続けてきた、ってことになると、根元を沈められてから、何年生きてるんだろう。
後で調べたら五十里湖のダムの竣工は、1956年とのこと。
????53年も生きてるような太さじゃないよなあ、、、、不思議。

と、、、感傷にふけってる場合ではない。急がなきゃ。
山王峠辺りで、ちょっと暗くなってきた。5年前の国道大周回の時は、山王峠では真っ暗だったので、ちょっと早いが、5年前よりは格段に体力が落ちてるので、つらい。

で、山王峠を下って、あとは中山トンネルまでの上り坂、がんばらなきゃ。もう真っ暗。そこそこ交通量もあるので、これがまた、怖い。

途中、休憩した橋の名前が、なんとか龍橋とかいう名前。地図を見て、どこまで走ったかなあ、あと何キロ上らなきゃいけないよなあ、と考えて地図を見ると、この橋の名前が重要。金龍橋だと、あと3キロぐらいの上り。銀龍橋だとあと、1.5キロぐらい。

で、銀龍橋でした。あと、1.5キロがんばろう。

ついに中山トンネルだよー

この時点で、8時。この後は、湯ノ花温泉の宿まで。30キロぐらいだろうか。

ちゅうことで、やっと宿についたよー。ようこそ湯ノ花温泉とかいう感じで、橋の両側がライトアップしている。
いやあ、ほっとするなあ。こういうの。右の奥には、宿泊する民宿の看板がこれまた、光ってる。

なんか、くだらないけど、癒されました。

宿の料理が素晴らしい。

自分の中で、民宿の料理の、「量これでもか部門」での、2位にランクされる。
ただ、「量これでもか部門」の1位のところより、若干こちらのほうが、内容的には勝ってると思うぞー。

ちなみに、私の経験上、「量これでもか部門」3位まで独占しているのが、福島県。福島県人の、県民性が関係しているのだろうか。

4日目(2009年5月2日)
湯ノ花温泉→木賊温泉→小峠→檜枝岐→只見

この日は、只見まで走ればいい。まっすぐ走れば、昼ぐらいについちゃうので、その辺りの林道をしばくことにした。

木賊温泉までの道路は通行止めだが、当然突破。

通行止めと言っても、トンネルが工事してて通れないだけで、脇の道を通れば、なんのことはない。

こっちのほうが、楽しいしね。

向こうに見えるのは、尾瀬方面かなあ。

木賊温泉について、小峠方面の道は、こんな感じで大規模林道。でもこれも通行止めだよ。

小峠です。峠の向こう側は、通れるかなあ?

とまあ、雪は若干程度で通れました。向こうに見えるのは、会津駒ケ岳かなあ?

わき道に入って、ここで昼飯。

蛇が岩に化けた、蛇岩というものがあるそうな。
と、なんとなく、看板の写真とって満足してしまった。蛇岩を見てないぞー。

檜枝岐まで降りて、あとは、伊南川を下り、只見まで走るだけ。
国道は交通量が多いので、主に県道351を走ることにしました。ひたすら農道を、のどかなサイクリングって感じ。

とまあ、走り続けて、只見の民宿についたのは、5時半ぐらいかな。

ここの宿の飯も前日の宿ほどではないが、多い。内容も満足、って感じ。

これに、ソバがつきます。いや、ほんと、素晴らしいなあ。

5日目(2009年5月3日)
只見→只見湖→田子倉湖→六十里越→長岡

只見ダムからの写真です。

左側の写真の向こうに見えるのが、田子倉ダムで、その向こうの山は、横山、前毛猛山、毛猛山あたりかなあ?

あと、只見ダムって、J-Powerなんだね。

もっと近いところからの写真。

ちょっと登って、田子倉ダムから。

さらに登って、田子倉ダム湖

さらに登って、滝のところで、休憩。

六十里越は、田中角栄だったんだあ。

六十里越の直前あたりが、一番景色いいね。自動車だと、止めるとこないけど、自転車だと、立ち止まってこうやって写真撮れる。
というか、連休で結構通行量多くて、景色はいいけど、、、、って感じなんだけど。

六十里越えのトンネル越えたところで、今日の昼飯。民宿でくすねて来た。

ひとつの区切りですね。今以降、小便は、日本海に流れることになります。

只見線に走ってる電車(電気じゃないので汽車?)は、あっちこっちの絶景の場面で、鉄道マニアらしき人が三脚立てて、電車を待ってました。
1時間に1本程度なのかなあ。それを待って走ってる瞬間を撮影しようとしてるんだけど、バカじゃない?という人もいるんだろうな。

ちなみに、私は、その人達の気持ちは分かるんだけど、先をそれなりに急いでるので、たまたま駅で出くわした写真で、満足することにした。

後は、魚野川、信濃川と、下り、長岡まで、ま、あまりおもしろくない車ビュンビュンの道路をひたすら走るだけ。
こんな感じの道かな。

途中妙見堰とやらに寄って見ました。

なにやら、JRの発電所が、朝のラッシュ時に東京に電力を送るときの、水量を調節するらしい。

3本の魚道があって、アユ用と、サケマス用とかがあるみたいだが、お魚さんって、どの道を登るか、本当に分かるんだろうかなあ、、、、
というか、そもそも、通常の放水ゲートのほうにいっちゃって、とおれなくって迷っちゃうような気がするんだけど。

あと、ぜんぜんくだらないが、ウルトラサイダー。このパッケージは、ウルトラマンだね。
ウルトラセブンが飲みたかったんだが、ランダムに出てくるようで、仕方ない。

長岡のホテルには、5時ぐらいについたろうか。連休中で、こういう駅前のホテルしか予約できなかった。
自転車をどこに止めればいいかを聞くと、新米のホテル従業員だと思うが、最初、駅前の立体駐車場に行ってくれと、、、
疲れてるのもあり、深く考えずに指示に従ってしまい、その従業員の場所の説明もわけわからんで、迷ったあげく、電話すると、やはり立体駐車場は、車を止めるところなので、もどってくれ、とのこと。バカじゃねえの?

夕飯は、駅前の、イトーヨーカ堂で、半額シールの張ってある惣菜とか弁当とかを大量に買いこんで、部屋で食いました。当然ビールも6本ほど。
なにやら、普段の生活と変わりないことしてるなあ。

6日目(2009年5月4日)
長岡→新潟

本当はこの日は、佐渡に泊まりたかったんだが、連休中で、新潟にしか宿が取れませんでした。

ちゅうことで、うだー、、、と走って新潟まで。距離的にはすごく短いが、かといって、立ち寄るようなところもない。

国道は、交通量が多いので、それをはずして、走ってると、、、、
迷いました。

昨日の流れで堰の写真を撮ってみたが、この堰、どこにあったのかは、いまだに不明。なんの川かも不明。

とかなんとかで、信濃川沿いから、大川津分水路沿いで、海に出るまでに、なぜか燕三条を通るという、わけのわからんところを走りまくった。

ああ、疲れた。

で、日本海です。シーサイドライン沿いに、新潟まで走ろうかな。

しかし、まあ、異常に車が多い。
連休中だからしかたないが、こんなところ走っててもストレスたまるだけなので、シーサイドラインからは逃げ出しました。

途中、ラムサール条約登録湿地とかの佐潟とかによってみた。

なんだか、外から流れ込む水路はなく、湧き水でできたところらしい。鳥を観察するための、双眼鏡みたいなのも完備してるが、迷ったおかげで、あまり時間がないので、鳥は見つかりませんでした。

本川大橋の、堰。ちゅうか、昨日今日と、堰の写真ばっかりだな。

関屋分水に水を流すための堰だよね。
ちなみに、子供の頃、地図見るのは割と好きだったが、関屋分水ってなかったような気がする。

とか気になって調べてみると、1972年竣工とのこと。おれの記憶もまんざらじゃないなあ。

宿は、連休中なので2日続けて新潟のシティーホテル。夕食はコンビニ弁当。
風呂場にコインランドリーがあったので、脱いだ服を全部放り込んで、洗濯。と、風呂場から帰る服がなくなって、フロント呼んじゃった。恥ずかしい。

7日目(2009年5月5日)
新潟→佐渡汽船→両津→大佐渡スカイライン→両津

佐渡汽船のフェリーに乗り込みます。

カモメが、異常にたくさんいるよー

なんでこんなにいるのかというと、連休中だからです。
.
.
..

って、意味不明だよね。

つまり、連休中なので、観光客が、スナック菓子を、投げてカモメにキャッチさせて遊ぶ、
というのを、カモメは知ってるわけですな。

こんな感じで追っかけてきて、スナック菓子を空中キャッチ。



ちなみに、このカモメのほとんどは、航路の半分ぐらいまでついてきました。一部は、船首のほうに乗って、佐渡に向かったような気がするが定かではない。
しかしまあ、こんな食事(観光客が投げるスナック菓子)してたら、カモメは、メタボになっちゃうような気がするけど、、、、

ま、そもそも漁港とかで、魚のくずとかを、食ってるのが、カモメなので、人間がいる以上しかたない側面はあるが、人間の、漁業という本質的な活動ではなく、スナック菓子を投げるという遊興のために、カモメを太らせるのは、いかがなものかと、思ったりした。罪作りだよね、人間は。

さて、佐渡が見えてきたよー

姫崎方面

さて、この日は、大佐渡スカイラインを攻めることにしました。

国道350号(佐渡の括れのところを貫いてる国道)のまんなか辺りから、北に。

で、途中の新保川ダム。

このあたりから、ほとんど、押しです。上り坂がきついだけじゃなく、道路自体は舗装されてるんだけど、自転車だと登れないようなボコボコ舗装。

フェリーが着いた両津湾が見えるよー。

白雲荘(跡?)あたりで、金北山のほうを攻めてみようかなあ、とおもったら、防衛庁管理道路とかで、ごらんの通り、許可車以外は通れない。しかも、ゲートの開閉をする係員までいる。
なので断念。

果たして、この検問の横っちょの山道を抜けて検問を超えたりすると、銃撃されるんだろうか。
とか思いつつ、金北山の頂上には、レーダーらしきものも見えて、一応、日本の国境警備、、、という感じがしました。

しかたないので、普通に大佐渡スカイラインを堪能

パノラマ風に写真を3つ並べてみた。ブラウザの横幅を広げてみれば、パノラマ風なのがわかるかな。
左側が、両津湾(がぎりぎり見えなくて加茂湖がかすかに見えてる感じ)、右側が真野湾です。

同じ場所からの写真。左側の写真は両津湾が見える。右側の写真は真野湾方面。

さて、佐渡スカイラインを堪能して、下ったところに、佐渡金山があります。

大切山杭、という穴で、1631年に掘り出して、1649年に金が見つかったとのこと。
なんか、牢屋みたいだね。

こちらは露天掘りの跡。やっぱり、さっきの18年かけて穴を掘ろうと思う前に発見されてるだろうから、こちらのほうが古いのかな。

これは明治時代。馬車とかの力で、150メートルほどの深さを掘った跡とのこと。

ここからちょっと下ると、ホント俗化したような、金山の見学コースがあります。
なんか、忘れたけど、確か、
  江戸時代の坑道めぐりコース:700円
  明治時代の坑道めぐりコース:700円
とかあって、俗化の匂い満載!
当然、700円なんて払うわけもなく、入場しませんでした。

ちゅうことで、このあと、真野湾に降りたあと、来た道の国道350を戻る。連休ど真ん中。車が多いよー。

両津の宿泊したホテルの外壁は古い感じだが、さすがに中は、一昔前(高度成長期あたり?)のリゾートホテル、という雰囲気。
設備的には、完璧。コンパニオンも呼べるようなホテル。
ちなみに、エレベーターが、非常に古く、揺れるので、かなりスリル?があります。

ここに3連泊。飯は、まあ、そこそこよかった。
宿の食堂で、お客さんのおばさんと話をした。なにやら、宿根木というところに行ってきて、感動したらしい。
佐渡金山にもいったそうで、700円払ったらしいが、やっぱり、そういう俗化したような、観光コースにありそうな所だよね、という感想だった。700円払わなくて正解。

ちなみに観光バスで大佐渡スカイラインを走ってるときに自転車を見たらしくて、多分俺では、ということ。

8日目(2009年5月6日)
両津→ドンデン山(を越えて、佐渡一周線にはいり、右回りで)→大野亀→二ツ亀→弾崎灯台→両津

今日は、ドンデン山を越えて、その後、右回りに佐渡の海岸線の北半分をぐるりと回る計画。

ドンデン山に向かう道は、こんな感じでいい感じだよ。

連休の休日の最終日(振替休日)で、車は少なかったのでサイコー。
たぶん観光客は、今日は、みんな、フェリーに乗って帰るだけなんだろうなあ。

また、さすがに8日目になると、体もツーリングモードになってきたので、筋肉痛はあるが、絶好調に登っていく感じ。ホント、普段自堕落な生活してたら、ツーリング8日目で、ようやく、体調がよくなる感じだなあ。

視界が開けてきた。

ドンデン山に着いたぞー。この日は、本州までは見えなかったが、サイコーだね。

さて、この先は、通行止め。もちろん突破。

ちょっと降りたところで左側の写真がこれから降りるところ。右側の写真が越えてきた方向。

一瞬のうちに、下り切って、佐渡一週線に。

千本鼻。

跳坂を上りきるあたり。結構、海岸線って、高低差があります。

途中、なんともない田んぼのところで、昼飯食いました。いや、ほとんど車が通らない。ホント最高。

大野亀が見えてきた。
ちなみに、私は、亀の頭部に見えるんだが、亀の甲羅なのかなあ。どっち?

大野亀だよー。
もう少し後には、カンゾウの群落が、一面で、素晴らしいらしいんだけど。

しばらく走りちょっと下ったところの二ツ亀。海水浴場としても、素晴らしいらしい。

佐渡最北端、弾崎灯台です。

喜びも悲しみも幾歳月之像ということらしい。
佐田啓二と、高峰秀子。昭和32年に佐渡でロケ、ということだから、戦前あたりの生まれの人が青春だった時代だね。

さて、この日はそのまま海岸線を下って、両津のホテルに。

食事が、なにやら、昨日より、ちょっと量が少ないような、、、、
連泊すると、やはり違うものを出さないといけない、というので、となりで食ってる客と内容が違うが、、、これだったら昨日と同じがいいなあ。

といいつつ、普段こんな量食っちゃいけないのは確かだし、通常の旅行者には、これでも、食いすぎだけどね。

9日目(2009年5月7日)
両津(から佐渡の南側一周で)→姫崎→松ヶ崎港跡→赤泊港→宿根木→沢崎鼻→両津

明日は帰るだけだから、今日は、実質最終日。佐渡の南半分を、観光しながらポタリング、って感じ。

車はいないが、道路が整備されすぎて味気ない。こんな感じで、完璧なトンネルができちゃってる。これじゃつまらないので、左側のトンネル開通前の道に行ってみると、

おお、、、荒れてる。さすが、、、盛り上がってきたぞー。

と、古いトンネルは、完璧に塞がれていました。抜かりない仕事しなくていいのに、、、、

本州の方向だよね。見えてるのは本州しかないけど、こんな近い???

松ヶ崎港の灯台です。


このあたりでロードレーサーの人が結構多い。
俺としては、こんな感じで、休憩+観光しながら走ってるんだけど、抜きつ、抜かれつ、で、結構ばつが悪いので、いっそのこと、長い時間休憩してみたりして、抜くことがないようにしてみたりした。ま、時間的には余裕があるんで。

赤泊港あたりで休憩。


イカ釣り漁船の写真なんか、撮ってみたりして。

矢島、、経島、というところにも寄ってみました。

観光バスは入れないようなところだなあ。結構、いいかも、、、と期待して行って見たんだが、たらい舟一回xxxx円、、、とかあって、俗化されてる雰囲気が。

でもこんな感じで魚を干してるぐらいだから、やっぱ、いい感じだね。(なんて、妙なところに感動してしまう。)

御所桜は、、、、葉っぱ。

さて、ホテルで、2日前に食事の時に、お客さんのおばさんが感動したという、宿根木です。
古い町並みが、完全な形で保存されてて、やはり、私もそれなりに、感動しました。

では、解説看板つきで、
まず、共同井戸

こんな感じの町並み。人が住んでるんだよね。

狭いスペースをぎりぎりまで利用するための三角形の家。船大工の技術で作られたものとのこと。

ここいらあたりの材料は、千石船が、船食虫で船としては、使い物にならなくなった36ミリ厚ぐらいの木を再利用して作られているとのこと。
いや、素晴らしいなあ。

NHKの新日本紀行で紹介された扇形飾りらしい。NHKの新日本紀行自体が古い(笑)。

唯一の洋風建築の宿根木郵便局とのこと。

あれ?こちらの公会堂は洋風建築じゃない、とでも?

妙に感動したのが、これ。
エアコンの室外機の設置の方法が、町並みを壊さない形になってる、というのに感動。

しかしまあ、人が住んでて、保存して、それを晒してる、という、心意気も素晴らしいね。観光資源ということもあるんだろうけど、
住んでる人は、車とか持ってるんだろうか。
車は、別のところに駐車場があるんだろうか、
それとも、おじいちゃん、おばあちゃんしか住んでないので、車はないのだろうか。
それとも、実は、人が住んでたのは昔の話なんだろうか。(公会堂の中をのぞいたところ、ある程度片付けられてたりして、人がいる気配はあったけどね。)

宿根木全景です。

さて、しばらく走って、佐渡最西端の沢崎鼻灯台です。

ここで、昼飯休憩。

沢崎鼻からは、海岸線沿いの道をいくつもりだったが(ちなみに私の持ってる古い地図には、その道は載ってない。この地図見れば、載ってるけど。)
間違って、山の中の道の上り坂にいっちゃった。というより、トンネルを避けて走ると、海岸沿いの道には行けないことは、さっきのURLの地図見るとわかるんだけどね。俺の持ってた地図にはそれが載ってないからわからない。

こんな感じで上りがきつい。でも静かな道。これはまた、これでよし、って感じ。多分海岸線の道は、味気ない新しい道なんだろうね。
こんな感じの道はしばらく走ると、だだっぴろい国道(R350)になっちゃいました。んん、完璧にはうまくはいかないか。

ま、この国道は山の中走ってるうちに、海岸にだどりついて、こんな感じ。

国道350で両津まで行ってもよかったんだが、時間もあったし、国道350は2日前にも走ったので、県道65、81と行くことにした。

佐渡のトキ保護センターだよ。

残念。見学時間は終わってる。
でも、トキが鳴いてる声は聞こえたから、それで満足。

10日目(2009年5月8日)
両津→佐渡汽船→新潟から輪行で帰宅

ホント、いい天気だねえ。残念ながら、今日は帰るだけ。

ま、青空の船旅というのもいいか。

さらば佐渡おおおお♪

佐渡が遠くなっていっちゃうよー。悲しいなあ。

3日前にみた姫崎よりも綺麗だね。雲の形も素晴らしいなあ。

とかなんとか、2時間程度で、新潟についちゃいました。

ちなみに、今回の船旅では、カモメは0。
佐渡側にはカモメは住んでないのかなと思ったが、新潟港についても、ごらんのとおりカモメはいません。
やはり、3日前のレポートに書いたとおり、連休中しか、カモメは、来ないらしい。

新潟駅から輪行だよ。

焼きたらこトロ鮭弁当、越後ビールのビアフロントとピルスナーinMAXとき326号だ!

しかし、佐渡はよかったなあ。今回は、1回も雨に降られなかった。なにやら、東京方面では、連休中雨だったらしい。

次は、北海道に行きたいなあ。